~mafia・diary~

集団・・







『お帰りなさい』

飛行船に戻ると

一人の少女が待っていた。

意外にも彼女が闇鷺のリーダーだ

くせっ毛で小柄な少女は

はたから見たらリーダーとは思えない

だが、

メンバーの性格を

すべて知り尽くしている所をみれば、

ちゃんとした

リーダーなのかもしれない。

少女に招かれ、部屋に入る

部屋は広く 天井、壁一面に

大きな画面、スクリーンがある

これで戦闘の様子を確認するのだ

『今日はどの組織を破ったのかしら』

少女に聞かれ、中央の少年が答えた

『今日はメンバー三十人の

「甦奴」を破りました

彼らは実力五位のマフィアです。』

『それはよかったですわ』

にっこりと少女が微笑む

すると、後ろの勝手口から

もう一人の少女が現れた。

右手にワープロ、

左手に今日の敵の組織の

データを持っている。

彼女は背が高く

黒髪が腰まで伸びていた

そして

データをワープロに打ち込み

リーダーに手渡す。

『これで今日の仕事は終わりです

おつかれさまでした』

リーダーの声で

メンバーは自分の部屋に戻った。

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