あなたのギャップにやられています
「木崎君、すごい」
「だろー。でもそろそろ止めてくれない?」
「えっ、なにを?」
「その木崎君っての。俺、彼氏だろ?」
彼氏と念を押されると、ちょっと照れる。
だけど、一時の感情で私を抱いたのではないことが再確認できて、やっぱり顔がにやける。
「呼んでみて」
「えっ、あっ……」
「呼ばないと冴子はお預け」
「そんなぁ」
おいしそうな匂いをプンプンさせたオムレツ、食べたい……。
「ま、雅斗(まさと)……君」
「あはは。雅斗でいいから」
彼は「よくできたご褒美」といって私に軽いキスを落とす。
もう完全に飼い慣らされているよ、私。