あなたのギャップにやられています

そのまま私の横に寝っころがった彼は、目を閉じて大きく息を吸い込む。


「俺が守る。その代わり、冴子の匂いも……」

「えっ?」

「もう全部俺のもの」


そう言った彼は、私の髪をすくい取って匂いを嗅ぐ。


「えっ、あっ……だっておんなじシャンプー」

「そうだけどさ、やっぱり冴子の匂い」


それにしても、同じシャンプーとかってなんだかエロいと思うのは私だけだろうか。


「シちゃう?」

「シ……しません!」


そのままでは危ないと、慌てて飛び起きた私を、あははと笑う彼。

もう止めてよ。
草食動物の仮面をかぶった、ガッツリ肉食オオカミめ!


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