あなたのギャップにやられています

人は見た目じゃわからない。
ぜんっぜん、わからない!

まさか雅斗がこんな男だなんて、会社の誰も想像できないわよ。


「あいつに冴子の色っぽい啼き声、もう聞かせてなんかやらない。
だからお預け」


お預け結構!
あなたと一緒にいたら、体が持たないよ。


諦めてベッドから降りた雅斗は、引っ越しの準備を始めた私を手伝うなんてクローゼットに手をかけるから慌てて止めた。

止めてよ。私の私生活丸裸にするの……。

なんて思ったけれど、「どうせ一緒に住んだらわかるし」なんて涼しい顔。


私、この人と……ようやく同棲の実感がわいてくる。

でもねぇ、個人情報の大切さが叫ばれている昨今、一応守りたい部分だって……なんて、ちょっと!


< 149 / 672 >

この作品をシェア

pagetop