あなたのギャップにやられています
「わかってないなぁ。
言っただろ。冴子がいないと描けないの。
冴子があとでいろんな提案してくれるから、安心して描ける。
皆、自分の作品にはどこかで自信がないものなんだ。
これで採用されるのか、商品になったとしても売れなかったらどうしよう。
そんな不安でいっぱいなのに、冴子の手が加わることでグーんと自信がつくんだよ。
冴子が俺を信じてくれるように、俺も冴子を信じてる」
「私を?」
「そう」
私が彼を見上げると、視線を絡ませた彼は、ゆっくり近づいてきてキスを落とす。
「ヤベ。我慢できなかった。冴子が誘うから悪いんだぜ」
いつ誘ったのよ! という突っ込みをする隙もなく、もう一度唇を塞がれた。