あなたのギャップにやられています

ふたりで全然お洒落じゃないお店でラーメンを食べて家に帰る。


「ニンニクくさっ」

「あはは、冴子も」


こんなの恋人同士の会話じゃないかもしれない。
だけど、すごく居心地がいい。


「ただいまー」


誰もいない部屋に向かって、大きな声でそう言ってみせると、雅斗はクスッと笑った。


「おかえり、冴子」


なんか、いい。
家に帰ってもひとりが寂しいからって、見たくもないテレビをつけていたことを思うと、こういうのって、なんかいい。

でも……でもね?


「冴子、シャワーする? 風呂入れる?」

「あー、疲れたからお風呂にしようかな」

「そっかー。そんなに風呂でシたいのか」

「は……」

< 196 / 672 >

この作品をシェア

pagetop