あなたのギャップにやられています
ふたりで全然お洒落じゃないお店でラーメンを食べて家に帰る。
「ニンニクくさっ」
「あはは、冴子も」
こんなの恋人同士の会話じゃないかもしれない。
だけど、すごく居心地がいい。
「ただいまー」
誰もいない部屋に向かって、大きな声でそう言ってみせると、雅斗はクスッと笑った。
「おかえり、冴子」
なんか、いい。
家に帰ってもひとりが寂しいからって、見たくもないテレビをつけていたことを思うと、こういうのって、なんかいい。
でも……でもね?
「冴子、シャワーする? 風呂入れる?」
「あー、疲れたからお風呂にしようかな」
「そっかー。そんなに風呂でシたいのか」
「は……」