あなたのギャップにやられています

だけど、なかなか立ち上がらない雅斗は、私をちらっと見て困った顔をした。


「なに気にしてるの? おごりなんだから、いっぱい食べてきてね」


半分は私のものだと言ってくれた彼は、きっと自分だけが賞を受賞するのがためらわれるのだろう。


だけど、私は……なにより雅斗が認められるのがうれしいのだ。
自分のことより、まず雅斗。

彼氏だからじゃない。
"イーイマージュ デザイン部 木崎雅斗"を心からリスペクトしているんだもん。


結局、ためらう雅斗を無理矢理部長に押し付けて、私も会社を出ることにした。


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