あなたのギャップにやられています

「木崎君、ずーっと木崎さんのことばっかり話してて、いつか彼女にできたらすぐに一緒に住むなんて意気込んでたし」


マスターはグラスをピカピカに磨きながら、楽しそうに笑う。


「なかなか彼女にできなかったみたいだけど?」


私の顔をチラッと見てそう言うマスターに、なにを知られているのかとドキドキする。

アイツ、なに喋ったんだろう。

肉食以外になに? 
部屋が散らかってるとか、ブラでおっぱい育ててるとか、あとは……。
イヤだ。どれも知られたくない。


だけど……本当に私のことずっと見ててくれたんだね。

唐揚げを口に放り込みながら、嬉しいんだか悲しいんだか、複雑な気持ちだった。

< 213 / 672 >

この作品をシェア

pagetop