あなたのギャップにやられています
「木崎君、ずーっと木崎さんのことばっかり話してて、いつか彼女にできたらすぐに一緒に住むなんて意気込んでたし」
マスターはグラスをピカピカに磨きながら、楽しそうに笑う。
「なかなか彼女にできなかったみたいだけど?」
私の顔をチラッと見てそう言うマスターに、なにを知られているのかとドキドキする。
アイツ、なに喋ったんだろう。
肉食以外になに?
部屋が散らかってるとか、ブラでおっぱい育ててるとか、あとは……。
イヤだ。どれも知られたくない。
だけど……本当に私のことずっと見ててくれたんだね。
唐揚げを口に放り込みながら、嬉しいんだか悲しいんだか、複雑な気持ちだった。