あなたのギャップにやられています

「さ、寂しかった。雅斗がいなくてすごく寂しかった」

「素直でよろしい」


会社のあなたはどこにいるのーっ。

自分のワイシャツを脱ぎ捨てた雅斗は、鍛えられた大胸筋を惜しげもなく私の目の前にさらす。


「俺も寂しかったよ、冴子」


私の顎に指を滑らせて、色気のある目で私を虜にする。
こんなスキル、どこで身に付けたの?

こんなの誰だって堕ちちゃうよ……。


焦らすように私に近づいて、私の唇に触れるか触れないかの場所で近づくのをやめた彼は、鼻と鼻をくつっけて甘いため息を吐く。

なに、この技は。
はやく彼の唇に触れてほしい。

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