あなたのギャップにやられています
あぁ、私が経理に行っちゃって寂しい訳ね。
かわいい男。
よくわからないけど、原因がそれくらいしか思い付かない。
「雅斗、あのね」
「うん」
「私雅斗のデザイン好きだから、経理に行っても見せてよね」
「おぉ。またアドバイスくれる?」
ふたりでいつまでも落ち込んでいるわけにはいかないわよね。
百合ちゃんと話して、ちょっと気持ちが楽になったし。
ゴリラへの怒りを公に? 口にしたら、なんだかちょっとスッキリもした。
「風呂、入ろっか」
「うん。それじゃあ、お先にどうぞ」
「は? 一緒に決まってんじゃん」
キター。肉食雅斗が戻ってきた。
「ぜったーい、無理っ」
「どこが無理だよ。どうせ脱ぐんだし」
「イーだ」
子供のように逃げ回る私を、雅斗はクスクス笑った。