あなたのギャップにやられています

「お仕置きしてあげようか?」

「お仕置き?」


彼が一歩足を前に出したのとほぼ同時に、私は寝室に駆け込んでドアを閉めた。


「冴子、お仕置きだから」

「い、いやだもん」

「素直に開けないと、お仕置き増えるよ?」


彼がぐいぐい押してくるのを必死に抑える。


「無駄だって。冴子の力じゃ、絶対無理」

「わわわ……」


座り込んで抑えたけれど、あっという間に私の体ごとドアが開いて、彼が私の前にしゃがみ込んだ。

そりゃそうだ。
あの筋肉の持ち主に、私なんかが敵うわけない。



「どんなお仕置きだと思ったの?」

「えっ……いや……」

「こういうの?」


彼は私の顎に手をかけると顔を上にあげさせる。
そして一瞬にっこり笑った後、私の唇を塞いだ。



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