あなたのギャップにやられています
私も部長と同じアイスコーヒーを頼むと、「木崎がな」と早速話がはじまった。
「留学の話、受けると言い出した」
「本当ですか!」
「あぁ。今朝、真っ先に俺のところに来てそう言ったんだ」
良かった。
せっかく別れを決意したのに、雅斗が留学を断りでもしたら、別れた意味がなくなってしまう。
「それで、少しふたりだけで話した」
「はい」
「木崎、お前のことを言ってた。実は冴子と付き合ってたと。
勝手に冴子を幸せにすると思ってたけど、未熟だったって。
そして、それに気がついていないのは自分だけだったとな。
木崎、苦しそうな顔して、無理やり笑ってた。
お前、木崎と別れたのか?」
私は小さく頷いた。