あなたのギャップにやられています
あとがき
本当に長い間、そして長い物語にお付き合いいただき、ありがとうございました。
木崎君のギャップを書こうと思って始めた物語が、こんなに長くなるとは。

今までで一番ラブコメよりの物語を書かせていただきました。
どちらかというと、シリアスを好む私は、時々テンションがおかしくなって大変でした。

さて、ギャップ萌えとともに裏のテーマだったのが「あなたのたったひとりの理解者は誰ですか?」です。
いえ、ふたりでも何人でもいいのですが……。
自分を本当に理解してくれている人は、いるでしょうか。


私は……
サイト上では、ひとクセもふたクセもある私の作品を、それでも"読みたい"と思ってくださる読者様が私の理解者なのかもしれません。
ありがとうございます。


私生活でも、ここ数年、「私にとってのたったひとり」(実際にはひとりではありませんが)がいてくれることを強く感じています。
色々と辛いことが重なったときは、そんな人いないと思っていた時期もありました。
理解しているなんて言っても、そんなの口だけじゃん! って。

だけど気が付いたんですね。
同じ人間でないのだから、完璧に同じ気持ちを抱くなんてありえない。
だけど、理解したい。理解しようと思っていると、自然と気持ちがつながって、その人から「こうした方がいいんじゃない?」と言われれば素直に耳を傾けられるし、「今、辛いの。助けてほしい」と言えるようになる。
それが、理解するということなのかなと思います。

ギブ&テイク。
私が生活するうえで、常に気を付けていることです。
与えられたければ、まず与えよ。
理解されたければ、まず理解せよ。

自分を理解してくれる人なんていないと思っていたら、他人を理解することから初めてみませんか?
なんだか宗教チックですが、全くの無宗教です。(念のため)

私が気が付いたように、皆様にも理解者が必ずいることを知っていただきたいなと思います。
そして、自分自身も「誰かのたったひとり」になれるといいですね。

と、小説とは全然違うテンションですみません。


ちょっとばかり、木崎君目線のSSを描きたいと思います。
ノロノロにはなりますが、続けて書く予定ですので、よろしければ。


長い物語を読んで下さり、本当にありがとうございました。


2014.01.21  佐倉伊織
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