ブラッディ トゥ ナイト

どうやら電話の相手が出たようだ。

『今から神社近くのパーキングまで来い。すぐにだ。早くしろ』

茶髪男は用件だけ言うと、すぐに電話を切った。

『すぐに来るぜ』

茶髪男の言う通り、5分もしないで、黒縁眼鏡の細身の青年が走って来た。

その青年は3人の男に怯えながらパーキングエリアに入って来て、すぐに私を見つけた。

『んんんッ!!んーッ!んーッ!!』

必死に助けを求めた。

お願い、私を助けて!

警察に連絡してッ!!

< 186 / 379 >

この作品をシェア

pagetop