黒猫ちゃんの憂鬱5
『ツキ~。お兄ちゃんのも頼む!』
お兄ちゃんっつーのはヤメようか。
私がDでー・・・
「モエもD。サクはAでー・・・ヒロもA。フーマは・・・」
フーマの文字が、無いです。
えぇ?
こういう寂しいの、あり?
『おいっ。俺此処にあるじゃん!』
ビシッ、と紙に人差し指を当てる。
「あ。ホントだ。ごめんね」
ちょっとシュン、としてみる。
『ぇ?あ、や。怒ってるわけじゃねぇんだよ?いや、ほら、ただその・・・』