蕾は未だに咲かないⅠ


どうやらあたしは、勝手に車の前に飛び出して軽くハネられたらしい。

なんて迷惑な野郎なんだ。

申し訳なさ一杯であたしが頭を下げると、ユウさんは空気を変えないまま、とんでもない事を言った。


「完治するまで此処に居ろ。」

「…え?」

「いいな。」


それってどういう…。

ぽかんとして顔を上げると、ユウさんはもうこちらに背を向けて、一室から出て行くところだった。


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