Scarly Rules

朝日を浴びて


(コンコンッ)



「…ぅ、はい。…ん?…んん?」

扉を叩くノックの音に目が覚めた。




「…え。ここ何?てか俺なんで此処に?」


やたらと高級な雰囲気といい
自分が身につけている着心地の良いパジャマといい

なんじゃこれ状態な俺だけど



とりあえずノック鳴ってたし…

(ガチャ)

とりあえずドアを開けてみた。


「おはようございます。マサ様。お身体の具合は如何でしょうか。」

改まった服装。丁寧な言葉遣い。
執事…さん?

てか。いや、うん。確かになんか腰やら腹やら痛い気はするが。



「お、おはようございます。あの…俺…すいませんけど、此処はどこなんでしょう?なんか、わかってなくて。」

戸惑う俺に その執事?らしき人はふんわりと言った。


「あぁ、左様でございましたか。まぁ無理もございませんか。恭平様のお話によりますれば…マサ様は昨夜、恭平様のお遊びにお付き合い下さったのだとかで。」


ん?…恭平?

待て待て。整理だ俺。

この執事?さんは恭平にやたら敬称をつけたがってる。多分恭平の執事なんだろうな。うん、そこは分かった。

あの人金持ちだから使用人さんもいっぱいいるし、俺の知らない執事さんがいてもおかしくはない。


で、お遊び…ってのは
恭平のことだ そこそこヤバイあっち系なはず。



あぁなるほど。
てことは此処はあれか。
恭平ん家か。
パジャマも借りて。


って!!!!!!

全部思い出したよ。

うわ。うわうわ。

ゆかちゃんに土下座しなきゃ!

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