〜命よりも大切な貴方へ〜 (完結)
皆それぞれの部屋に戻り、準備を開始した
斎「総夜」
総「ん?どうした」
部屋に戻り準備をしようとする総夜を斎藤と呼び止めた
斎「…無事に帰って来い。此処がお前の居場所なのだから」
総「‼…あぁ!」
斎藤の言葉に驚きはしたが、心から嬉しいと思った
斎(頑張れ…そして、どうか無事に…俺の…皆の元に帰ってきてくれ…)
総夜の背中を見つめながら斎藤は、ただ祈る事しか出来なかった
その姿はまるで、夫の帰りを待つ妻のようであった
斎(…総夜が無事に帰ってこれるように、帰る場所が此処だというこの場所を俺が代わりに守らなければ…)