The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
リナの顎を掴んでクイッと俺の方にリナの顔を向かせて覗き込む。

「本当に違うのかよ?」

って言えば、真っ赤になって恥ずかしさからか目に少し涙を溜めて俺のことを睨む。

そんな顔されても俺にとっては全然迫力がなくって怖くない。

…いや、怖い。

別の意味で(笑)

「あのさぁ、そんな顔されても怖くないから。別の意味でなら怖いけどさ?」

リナは俺の言ったことが意味わからないって顔してる。

「…次信号につかまったら教えてやるよ」

ニヤリと笑って俺はまた車を走らせる。



< 111 / 255 >

この作品をシェア

pagetop