The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
「あのねぇ、入ってくる時にn『萌!!時間ないのわかってる!?』…はぁい」

…やっぱり2人とも許可もなしにここに入って来たんだ。

でも、そうしたらどうやってここに入って来れたんだろう?

ホント気になる。

「そんなことより、リナ緊張してるだろうなって思ってわざわざ舞台裏にまで応援に来たんだから感謝してよ(笑)」

「あはは、ありがとう。本当に緊張してたんだよね。でも百合恵と萌が来てくれたから緊張がほぐれた」

「やったぁ!!応援に来たかいがあったねぇ!!」

「だね。てか、リナ!この百合恵様が応援してるんだから、優勝しないと許さないから(笑)」

「百合恵怖いって(笑)じゃあ、そろそろだからスタンバイ行ってくるね!それから、百合恵も萌もどうせ無断で入って来たんでしょ?気をつけて戻ってね」

「あは、やっぱりばれてたか。じゃあ、2人共が見つからないで戻ってリナ客席から応援することとリナが頑張ることが約束」

「わかった」

「リィチィ、ファイトだよぉ!!」

「うん、頑張ってくる。いってきます!!」

『いってらっしゃ~い』

出るからには、精一杯やらなきゃね。

こんなあたしを応援してくれる人がいるんだもん。

やっぱり頑張らないと、だよね。


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