The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
「上に報告しないとだよな…」

俺は教員室へと向かう。

そして教員室で報告等をしていれば、かなり時間が経っていたようで、校内放送によってそれに気付かされる。

『―――、ミスコン実行委員よりお知らせです。ミスコン出場者全員のアピール時間が終了致しました。よってこれより30分間誰がミスの名を背負うのに相応しいかご来場の方々に投票していただきたいたいと思います。投票用紙に“あなた”が相応しいと思うミスコン出場者のエントリーナンバーを書いて、体育館に設置されている“ミスコン投票BOX”の方にご投票ください。投票用紙は文化祭の案内冊子の最後のページにあります。また、お持ちでない方のために体育館では投票用紙を配布しております。“あなた”の1票お待ちしています!!―――』

プツリと放送が止むと、俺の隣の席の天音幸紘(アマネユキヒロ)が声をかけてくる。


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