The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
「じゃあ、…なんで本心で話さねぇんだよ。」

「…。」

「やっぱりあったんだな?言ってみ?」

「…大したことじゃないですから。」

先生にいろんなことを見透かされてるみたいで下を向く。

―クイッ―

顎をあげられた。





「リナ、ちゃんと話し聞くから話して?」





いつもと違う優しい口調。





「…俺が初めて教室に入った時、みんなが興奮して騒いでる中リナが一瞬だけど俺を拒否してたんだ。リナ自身は気付いてないだろうけどな。」

先生が寂しそうに微笑む。





―ポト―





冷たい涙が床におちた。







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