The High School Teacher ~あたしの大好きな先生~
あぁ、今すぐ抱き締めて安心させてやりたい。泣いてもいいよって。


『先生。そこ間違ってますよ?』

「ん?あぁ。」

リナのことばっか考えてたら書く問題間違えてるよ。ハァ。
今日は1日ずっとこんな調子になりそうだ。


―――――――


やっと放課後がきた。
リナを資料準備室に呼んだ。


「リナ平気か?」

「うん、もう大丈夫。」
そう言ってるけど顔は引きつってる。

「リナ?無理しなくていいから。俺の前なんだから強がらなくてもいいんだよ。思いっきり泣いていいから。」

「…先生ぇ~。うわぁぁぁぁぁん…―」

そう言ったとたんリナは子供みたいに声を張り上げて泣き出した。
そんなリナを抱き締めてやった。


―…リナ、辛かったよな?でももう安心して。俺がいるから…―


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