俺様ヤンキーと平凡女子
「つか、姉ちゃん。何でこの何とかランドにいんだよ?」
「「ファンタジーランド!!」」
あ、ハモった。
そしたら、「凄いわね、空ちゃん」そう言ってあたしに物凄い勢いで飛び付いてきた。
またもや「ぎゃふっ!?」と、なんとも言えない下品な声が出てしまった。
「あ、亜依さん…。苦しいです…」
「あら、ごめんなさい。で、何の話だったかしら」
亜依さんって、結構忘れっぽい人なんだ。可愛いな。女の人って、ちょっとぬけてるくらいが可愛いんだよね。あたしの考えはだけど。
「だから、何でここにいんだよ」
「あぁ、そうだったわね。大学のサークル仲間とここに来てるのよ」