俺様ヤンキーと平凡女子
「空から振ることは、咲本が怖くて無理やろ?」
うんうん。
「咲本くんから振ることも、空に気持ちがあるから無いとして…」
うんうん…って…。
「き、気持ち!?」
気持ちってどんな気持ち!?
脅そうとしてるのかな?
もしそうだったら、早く逃げないと…!
「咲本くんは多分、空のこと気に入ってるで?だって空を、呼び出したこともあるやろ?」
「う…。でもそれって、ただ苺メロンパンをあたしに渡すだけで…」
「でも何で、余分に苺メロンパンを買ったんやろね?」
そう言って夢歌は、悪い顔になった。