俺様ヤンキーと平凡女子
そんなこと聞かれてもわかんないよ…。
「気まぐれじゃないの?」
「はぁ。空がそう思うんやったら、別にいいけどさ。少なくとも咲本くんは、空に特別な感情が有るのは確かやね」
夢歌は一人で解決しちゃったみたいで、うんうんと頷いてる。
その横でぼーっとしてるあたし。
これからあたしは、クラスメイトにも避け続けないといけないのかな?
夢歌がいなくなったら、あたしは独りぼっちだし…。
…悲しいな。
「ねぇ、沖田空いる?」
そう言ったのは、派手グループのリーダー。
後ろに、派手グループの女の子がゾロゾロといる。