俺様ヤンキーと平凡女子
「嘘つかないで。重いの知ってるから」
「…はぁ。明日は絶対、学校行くからな。空のために」
そう言って咲本凪裟は、あたしのおでこに甘いキスをおとして帰っていった。
"空のために"って何?
しかも今、キスしたよね。…おでこにだけど。
って…。
何残念がってるのよあたし!
口にしてもらえなかったのが、物足りなかったとか…?
いやいや…
あたしに限って、そんなバカみたいなことないよっ!!