あいのうた
「…あの、やっぱり私あなたとはお付き合い出来ません」
「…?」
「いくら考えても変わらないんですっ…本当にごめんなさい!」
それでも勇気を振り絞り頭を下げた私に、その人は一瞬黙る。
(…ここまではっきり言えば、わかってくれるよね…?)
ところがその瞬間、その両手はガシッ!!と私の肩を掴んだ。
「!?」
「どうして…どうして…」
「…?」
「どうして分かってくれないんだ!!」
張り上げられた声にビクッと体を震わせた。