WANTED


「茱良、食べ終わったなら薬を飲んで寝ろ。

行くぞ、広樹(ヒロキ)。」




「はい。」




あのスキンヘッドさんは広樹さんと言うのか。




「あ、あの!広樹さん!」




「え、あ、俺ですか!?」




……貴方の他に誰がいるんですか。




「お粥……とても、おい、しかったです。
ありがとう、ございました。」




私の言葉に広樹さんはニコッと笑って棗兄と出て行った。



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