【完】結婚からはじまる恋《1》
「・・・」



「後…憶えていないかもしれないけど。私の掃除のバケツを持ってくれたり…」



「そんなコトあったか?記憶にないな・・・」



「…休憩室のコーヒーを飲もうとして、10円足りなくて…お金を貸してくれたりもしました」




「・・・」



深幸は俺には全く記憶がないコトばかり、嬉しそうに指をモジモジさせて話した。



「…まぁ、今夜でその好きも嫌いに変る」



「・・・」



「お前…初めてだろ?」



「…はい」



「…俺に任せてたら…直ぐに済む…」











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