可愛い彼の本当の素顔
「桂川さん、ずっとあなたが好きでした。オレと付き合ってください」




3ヶ月前、たまたま残業で遅くなったあたしは、帰ってコンビニ弁当を食べることすら虚しくなって一緒に残っていた晴樹くんを誘って居酒屋に行った。



晴樹くんは全然飲まなくてあたしだけがその日、一人でバカみたいに飲んだのよね。




ニコニコしながらあたしの愚痴を聞いてくれる彼に可愛いな、なんて何度もキュンキュンしたけど


まさか、まさか8個も下の男の子に告白されるなんて予想外もいいとこだったなあ。




「悪いけど、あたしあなたの冗談に付き合ってるほど暇じゃないの」
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