Second Light
いや、それにしては、強くもなさそうだし……目が憎しみで滲んでいるのも気になる。
「何の用……?」
悪いが、さっさと本題に入らせてもらう。
こんな相手に時間を取られるのは癪だしね。
「何の用、か。それはお前がわかってんじゃねーの。」
男は憎しみの目で、私を睨む。
思い当たることがありすぎる。
「………ま、直接俺とお前が接点があるわけじゃねーけど。」
男はつまらなさそうに、私から視線をはずす。
直接の接点がない?
ということは、こいつ自身、私と何かあったわけじゃない。
こいつの知り合いと私が、昔何かあったのか?