「俺様くん、プリン買ってきました!!」
「それじゃ、聞いてくれ」

「うん」

「私南のこと好きなの?」

「いや、それはこっちが聞きたい」

好きだから相談してきたんじゃなかったの?

「だってさ?あのヤロー毎日プリンプリンって!間違えてプッチンしないやつ買ってきたらマジ切れするし?自分に都合の悪いこと聞かれるとすぐ睨むし!喧嘩っ早いし無駄にモテるし!?」

いつの間にか俺の胸倉を掴んでユサユサと揺らしてるし。

「ちょ、苦しい。ギブギブ!」

「ご、ごめん!」

無意識だったらしくいつになく素直に謝った。

「無意識でこんなことするぐらい一ノ瀬でいっぱいなんだねぇ」

「!!」

「嫌よ嫌よも好きのうち。ってねっ」


「…うん」
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