生意気なKiss
「爽月センパイ!」
振り向くとケータイを片手に立つ真木がいた。
反対側の手には…メロンパン?
「これワイロです♪
センパイ好きなんですよね?メロンパン♪」
「はぁ?なんで」
「あたしが教えたんだ♪」
いつのまにかあたしの席の前に立っていた愛海。
「ご飯食べようよ♪三人で♪」
「えぇ~…」
…まぁ愛海が言うんならしかたない。
あたしは渋々席を立って真木のところに向かった。
「メロンパンが好きなんて意外と可愛い好みしてるんですね♪」
そう言いながらメロンパンを差し出してくる真木。
意外って何だとコラ。