恋のリハビリをあなたと
「真美ちゃんって呼んでいい?」


急にかけられた声に、驚いたけど、なんとか冷静を保った。


こんな距離感がいつもならすごく不快なのに、今日は不思議と平気だった。


「いいですけど、池田さんでしたっけ?」


「……だ・い・ち。俺も名前で呼んでくれない?」


馴れ馴れしいなーとは思ったけど、どうせ今日きりの付き合いだろうと思って、妥協した。


「大地さん。……これでいいですか?」


私の答えに、彼は笑い出してしまった。


「そんなに不服そうに、真美ちゃんってそんな顔もするんだね」


そんな顔って?まるで、普段の私を知っているような発言に、驚いてしまった。


初対面のはずなのに。


「……まぁ、気にしないでよ」


彼はごまかすように、その後も色々な話をしてくれた。
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