恋のリハビリをあなたと
今日は、幸せそうな亜美に、幸せをお裾分けしてもらおうと思ってやってきた。


予想していた以上に、見せ付けられてる感があったけど。


私も結婚できるのかな?そう思うと、少し胸が痛んだ。


2人を見ていると、恋に臆病になってしまった自分に、嫌気がさしてくる。


――あー、恋っていつしたかな。


思い浮かんだ顔はただ1つで、どれだけ恋愛から遠ざかっていたのか突きつけられ、枯れてしまっているなーって思うと、苦笑しか出てこない。


その原因には、亜美も関係しているんだけど。


そう思うと、彼女が少しだけ嫉ましくも感じた。


って、私、何を考えているんだろう。


こんな、めでたい席で……


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