恋のリハビリをあなたと
「あっ、真美ちゃん」


他人のふりしようと思ったのに、この人、初っ端から、名前呼び。


もう知らないふりは出来ない……か。




「……どうも」


どうしよう、なんか、もう、イライラする。


私と大地さんのやり取りに、その場に居た、残りの4人は驚いていた。


「……知り合いですか?」


知り合いっていうほど、知らない。


だから、知らないで通したかったのに。


なかなか応えられない私に、大地さんが可笑しそうに、代わりに答えてくれた。


「昨日出席した、友人の結婚式で会ったんですよ。
二次会で、少し話させてもらって」


師長からの前評判の割には、すごく好印象な受け答えだった。


「少し話をしたんですよ。けど、私は同じ職場とは知りませんでした」


ていうか、何で大地さんは私の事知ってたんだろう。明らかに知っていた様な、口ぶりだったし、態度だった。

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