恋のリハビリをあなたと
彼の病院での評価のことも話した。


仕事での評価と、プライベートな女性問題の評価と、そのどちらも。


「彼はダメだと思う。だって、好きになっても辛いだけでしょ?今更、そんな労力使ってまで、恋がしたいとは思わないんだよ」


「それって、好きになりかけてて、自分でストップしてるってこと?」


「まー、そんな感じ」


「でも、それってさ、噂なんでしょ?何か理由があるかもしれないし、彼に確認しなくちゃいけないと思うよ」


確認か……そんなことしたら、私が彼のこと気になっていることがばれてしまう。


なんだかそれは悔しいというか、なんていうか、とにかく、嫌なのだ。


そんなことないのに、負けた気がする。


勝ち負けじゃないって、頭では分かってはいるけどね。




「……善処します」


こう答えるのが、精一杯だった。

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