カローナ姫の黒猫


「へぇ…可愛い反応してくれるじゃん」


「ちょっと…ルイ!?」


カローナの照れた反応が嬉しかったのか、クスッと不敵な笑みを浮かべながらルイがカローナとの距離をつめた。


戸惑うカローナをよそにルイは彼女の耳元でソッと呟く。


「…カローナ、愛してる」


「…!?…わ、私も…」


お互い確かめ合うようにそう言葉を紡いだ後、2人は瞳を閉じたのだった――…
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