ハートフル・アーツ
某日


校門前


「あれ?」

幸大が言う

「久しぶり…」

明日香が立っていた

「セーラー服か…新鮮だな。」

幸大が言う

「学校終わってからすぐに来たんだから仕方ないじゃない!」

「怒るなって…

可愛いと思」

バキィッ!!

「へぶっ!?」

明日香が幸大を殴る

「うっさいから余計なこと言うな!」

明日香が言う

「で、何か用か?」

幸大が言う

「そうだよ。

クリスやジニーは?」

「先に帰った。

俺はちょっと知り合いの老人と遊んでたから遅くなっただけだ。」

「そっか…


実はさ、永塚が号令を出したんだ。

私とリーダーとクリスとジニーとあんた。

それからちゃんと挨拶したことは無いけど、朝霧なずなって子。



その皆を襲撃しろって号令。


永塚グループでもかなりの強さを誇る四天王も動き出したって。」


「ぷっ!!

四天王とか…ガキ臭いな!

あははは!!」

幸大が笑う

「笑い事じゃない!

四天王って名前はともかく、そいつらは強いんだよ!!」

「そっか…

でもなんでそんな情報を知ってんだ?」


「永塚のグループに行ってもまだ私たちを気にかけてくれてる元メンバーがいるんだ。


一応、クリスやジニーにはメールしといたけどあんたの連絡先は知らないし、朝霧なずなって子のもね。」


「そうだったな。

じゃ、連絡先交換と行こうか。」


「ん…

仕方ないし、何か会ったときは便利だから。」

明日香が言う
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