ハートフル・アーツ
「私たち四天王はあまり交流がないから、詳しくは知らないけど…


一人は優希って女の子。


いつもミニスカのセーラー服とかヘソだしの服とか…

今時って感じの子よ。


だからってチャラチャラしてるわけじゃないし…

部下からはけっこう慕われてるわ。」

シェリーが言う


「女の子か〜

幸大じゃ勝てないね?」

ジニーが言う

「…まぁ、なんとかなるさ。」

幸大が言う


「勝てないってどういうこと?」

シェリーが言う

「幸大は女の子を殴ったり蹴ったりしないgentlemanなんだよ。」

ジニーが言う

「転ばせたりはするくせに…



それから、一番わからないのが相楽って男よ。


頭は良いみたいだけど何を考えてるのかもわからないし…ただ、卑怯だったり手段を選ばない卑劣な奴だったり…


取り敢えずムカつく奴よ。」

シェリーが言う

「そうか…。

なんとなくはわかった。


ありがとう。」


「べつに…

じゃ、もう帰るから。」

シェリーが言う

「送って行こうか?」

幸大が言う

「付いてきたら変態ストーカーとして永塚にも部下にも報告するから。」

シェリーが言う

「はいはい…

じゃ、気をつけて帰れよ。」

「ふんっ!」

シェリーが歩き出した



「おやぁ?


このまま帰していいのかい?」

幸大の耳に聞きなれた声がした
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