ハートフル・アーツ

３人が着いたのは田舎町の山である


｢なんつーか、武神流総本山よりも高い山だな…。｣

幸大が言う


｢この石段…てっぺんまで上らなきゃいけないのよね？｣

すみれが言う

｢行くまでに体力を使い切りそうだな。｣

なずなが言う





一時間後


｢まだ…着かないわね。｣

すみれが言う


｢幸大も意外と体力があるんだな。

私たちのペースに着いてきているとは。｣

なずなが少し遅れている幸大に言う

｢男には進まなきゃならない時があるんだよ。｣


そう言った幸大は頂上など眼中になかった



幸大の体力はすでに限界に近かった

それでも気力で進み続ける幸大


そう、幸大を支えているのは二つの眼前の景色



なずなとすみれのスカートの中の下着!!

それを少しでも長く見続けたい


その信念が幸大を進ませていた