ハートフル・アーツ
「なんだよ…ここは。」


幸大が見たのは…ただの大きな部屋



「端から端まではおよそ400メートルくらいか…」

なずなが言う



「それよりも…何よ、この人数は!!」

すみれは目の前にいる数百人の忍装束を来た人々を指差す




「わざわざ…殺されに来てくれて助かるよ…

小鷹幸大君、朝霧なずな君、朝霧すみれ君。」


「な!?

天井から逆さに立っているだと!?」


なずなが言う

「いや…前に老師も同じことをやってただろ、クリスの部活の時に。」


幸大が言う




「小鷹!

何で来たんだよ!」


「服部…」



集団の中からあかねが出てきた



「ふむ…彼女が服部あかね、か。」


なずなが見定めるように見つめる


「大人しく僕に殺されていればよかったのに…」


あかねが言う



「そうだな…。


殺してみろよ。」


「な!?

幸大…この状況で何を…」


なずなは周囲の忍者たちに警戒しながら言う


「小鷹、君は一体何を企んでるんだ?」

あかねが言う



「武神流奥義、王槍。


武神流纏義・天龍槍!!」


ドシュンッ!!


風を纏った槍が拳から放たれだ


「がはっ!?」


その槍の幻影はあかねの横に居た忍者3人を吹き飛ばした




「俺は簡単にはやられない。」


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