ハートフル・アーツ
「は?
何をいきなり…」
「お姉ちゃんはあんたが好きなのよ…
でも、あんたにはなずなさんっていう婚約者もいるし…
舞姫流の存続のための婚約は10年前に決まってたからお姉ちゃんは諦めてるの。
だから…」
「10年前に…?
…もしかして、あの時ツバメが俺の前から居なくなったのは…
両親に連れていかれたのは…」
「…多分、あんたが言ってるので会ってると思う。
私は小さかったからあまり覚えてないけど…婚約者と話をしてる間、お姉ちゃんが泣いてたのだけは覚えてる。
『私は幸ちゃんのお嫁さんだもん』って。
両親は近所の子供だって…
あの頃はまだお姉ちゃんは小学校に通うために今とは違う場所に住んでたから…学校の近くの公園で出会ったんだって…。」
「ヒバリ…結婚式の日時はわかるか?」
「うん。
お姉ちゃんを助けてくれるの?」
「やめといた方がいいと僕は思うけど?」
幸明が言う
「何でだ?」
幸大が言う
「今回は武人会が絡んでる。
つまりは出席者の中には達人クラスがたくさんいる。
達人と言ってもピンきりだが…君が勝てる達人なんてのは達人の底辺だけ。
普通の達人には勝てない。
行っても救えない。
死んでしまうのが目に見えてる。」
幸明が言う
何をいきなり…」
「お姉ちゃんはあんたが好きなのよ…
でも、あんたにはなずなさんっていう婚約者もいるし…
舞姫流の存続のための婚約は10年前に決まってたからお姉ちゃんは諦めてるの。
だから…」
「10年前に…?
…もしかして、あの時ツバメが俺の前から居なくなったのは…
両親に連れていかれたのは…」
「…多分、あんたが言ってるので会ってると思う。
私は小さかったからあまり覚えてないけど…婚約者と話をしてる間、お姉ちゃんが泣いてたのだけは覚えてる。
『私は幸ちゃんのお嫁さんだもん』って。
両親は近所の子供だって…
あの頃はまだお姉ちゃんは小学校に通うために今とは違う場所に住んでたから…学校の近くの公園で出会ったんだって…。」
「ヒバリ…結婚式の日時はわかるか?」
「うん。
お姉ちゃんを助けてくれるの?」
「やめといた方がいいと僕は思うけど?」
幸明が言う
「何でだ?」
幸大が言う
「今回は武人会が絡んでる。
つまりは出席者の中には達人クラスがたくさんいる。
達人と言ってもピンきりだが…君が勝てる達人なんてのは達人の底辺だけ。
普通の達人には勝てない。
行っても救えない。
死んでしまうのが目に見えてる。」
幸明が言う