ハートフル・アーツ
ゴシャッ!
「あがっ!?
何が…起きた!?」
時の神は顔面に拳を受けながら言う
(私は確かに時を戻し…門の横で待ち構えて時は動き出したはずだ…
なのに…何故、こいつは門から出てきた瞬間、私にいきなり攻撃を!?
まるで…ここに居るとわかっていたかのように…)
時の神はいきなりの攻撃に焦り、時を止めることもできずに幸大の攻撃を食らっていた
「王剣、王槍、王薙!
武神流三段撃ち‼」
ドドドンッ!
初撃の痛みに悶える時の神に追撃する
「カハッ…!?」
「王鐵(おうてつ)!」
ドゥンッ!
幸大の強力な肘撃ちが時の神を吹き飛ばした
「幸明!」
「ああ、言われなくても。」
時の神は意識の飛びかけの状態で幸明の方へと吹き飛ぶ
「武神流真義、神槌!」
ドンッ‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
ドサァッ…
時の神は幸明の拳をくらいその場に崩れ落ちた
強力な、されども静かな一撃は完全に時の神を打ち倒した
「安心してくれ、手加減はちゃんとしておいた。」
幸明が呟いた