ハートフル・アーツ
「ワシの部下はそなたを礼も言えぬ人間に育てたのか?」


老師が現れる

「劉華仙!

…………ぐっ!?」

「まだ、動かない方がいいわよ。」

すみれが言う



「春華、いくつになったかのぉ?」


「18ダ……。」


「ワシがマフィアを抜けて20数年……。

そなたが体の拳聖を誘拐したのが8歳の頃、拳聖は15か。


そして、ワシが日本に来て3年くらいかのぉ……。」



「お前が両親ヲ殺して4年ダ!」


「確かに…そなたには悪いことをしたが……

そなたの両親を殺したこと……謝るわけにはいかん。

そなたの両親のしたことを許すわけにはいかぬからな。」


老師が言う


「そんなことより……彼女がなぜこのようなケガをしているのか…が重要だろう?」

幸明が現れる


「そんなことダト!?」

春華が怒る


「僕は君の家庭事情に興味がないし…君が心の拳聖に勝てるとも思ってない。


それよりも、君を助けたんだ。

何があったかくらいは話すべきだろう?」


幸明が言う








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