ハートフル・アーツ
「だから、決めたんだ。

復讐しようと。



武神流を超えた武で武神流を潰し!!


継承者を倒すことで武神流の未来を消すと共に…あいつの娘を絶望させる。



そして娘を排除し、最後には椿もあいつも…武神流も破壊し復讐が終わる!」


「御父様があんたなんかに敗けるわけがない!」

すみれが言う


「あいつは昔から俺より弱かったんだよ。


それに、お嬢さんたちを人質にしたらあいつは何もできないだろう?」

「この鬼めが!」

なずなが言う


「だから、自分を棚に上げるな。


お前たちが自分の身を守れなかっただけで…俺だけが悪いわけじゃない。


お前たちが弱いせいで俺は鬼と呼ばれた…

お前らが強ければ良かった…ただそれだけの話なんだ。」


ガッ!!


幸大をなずなの方へ蹴飛ばした


「幸大!!」


「はぁ…はぁ…

ボロボロだな、俺。」


「大丈夫だ!

私がお前を守るから!

武神流の名に懸けてでも…」



「くだらないんだよ!!」


ドゴッ!!


幸大をさらに蹴飛ばした


「幸大!!」


「あのバカ…さすがにヤバイでしょ…」


すみれが言う


「武神流の名に懸けて?


わかってない。


武はな、才能のある極めた者のみが使えるんだ!



お前らみたいな才能のカケラもない奴が武で誰かを守る?



そんなことができたら才能なんて不要だ!」

男性が高笑いをする
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