ハートフル・アーツ
「ようこそお越しくださいました。」


美しい女性が三つ指をついて出迎えた


「え…と…あの…」

幸大が戸惑う


「私は陽(はる)と申します。

さっそくですが修行に移りましょう。」


「あ、はい。

でも何を?

見たところ何もないみたいですが…」


幸大が部屋を見渡す


「あなたはここで武神流奥義の全技を披露するだけで良いです。」

「え?」


「それを私が良いと言うまで何回でも。」


「…わかりました。」

幸大が言う



「ちなみに条件が一つ。」


陽が幸大に指をさす


「はい?」


「一つの技に最低3分をかけること。


あなたが技を始めた瞬間にこの砂時計を動かしますからこれを目安に。



では…お願いします。」



陽は部屋の隅で砂時計を持ち正座をした
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