三つ子の最強伝説


そこらへんの人にきいてみるか。


「あ、あの…。」


私はちょうど教室の前を通りかかった人に声をかけた。

髪の色は黒だな。


けど、オーラからして不良かな?

絶対どっかの族の幹部らヘんのやつだ。
顔はカッコイい。

クールな感じ。



「ん?チッ、なぁに?」


いや。

訂正しよう。

なんなのこいつ。

今あからさまに舌打ちしたよね!

全然クールじゃないわ!

喋り方もなんかキモい。

美人じゃなくてダサ子に声かけられたのがそんなに気にくわないですか。


「あ。すっ、すみません!理事長室の場所って、わかりますか?」



「………。」


うわー、こいつ今マジで面倒くせぇって思った!


分かるもんね!

私には!


なんか命と雅も若干イラついてるみたい。


殺気はでてないけど。

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