三つ子の最強伝説


ガチャ

「失礼します。」



一応、周りに生徒が居たらいけないから。


ま、大丈夫だと思うけど。



「おぉ、命に帝に雅やないか。ひさしぶりやなぁ!俺、ずっと紅茶淹れて待っとったんやで?おかげですっかり紅茶が冷えてもうたわ」



黒い高そうなソファーに座ってがははははと目の前で笑うコイツは長谷川 紳。晴嵐のもと幹部。

関西から引っ越してきてすぐに晴嵐に入ったらしい。

顔はカッコ可愛い感じかな?

ネコ目で、鼻はシャープ。


「紳っ!ひさしぶり!私紳に会いたかったんだよなぁ!」


「俺もお前等3人に会いたかったで!ま、すわりぃや。」



命と紳はうるさいもの同士、気が合うみたい。


「じゃ、遠慮なく。」


私が言うと命達も座った。

「あ、3人とも飲んでええで。」

紳がそう言うので、飲みたくはないが、すっかり冷え切った紅茶をすすった。

まさにそのとき!

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